20歳を過ぎてから海外移住を目指した僕の話(米国から豪州、そして香港へ)

米国での語学留学を経て豪州に渡り就業&永住権獲得。更には現地で出会った香港人女性と結婚して2007年に激動の香港へ。海外移住計画遂行時の思い出と、ミッション達成後の生活を綴ります。

香港で安く医者に診てもらうなら

娘に風邪をうつされて扁桃腺がのっぴきならない状態に。

ということで、クリニックへ行くことにしました。

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日本でも同じだと思いますが、香港のクリニックには私立と公立があるのですが、

自分は可能な限り公立に行くようにしています。

 

というのも、会社で入っている診療保険では

対象となるクリニックにさえ行けば診察代ほぼ全額がカバーされるのですが、

対象となるクリニックは数が限られていて、

逆に対象外のクリニックに行くと、ほぼ全額自己負担になってしまい、

簡単な問診だけ500香港ドル(約7,000円)も掛かることが珍しくないのです(薬代別)。

 

ということで、経済的な事情で診察代が50香港ドル(約700円)

公立クリニックが優先的に選択されるわけなのですが、

簡単に医者に診てもらえると思ったら大間違い。

なんと、大物アーチストのコンサート・チケットばりに予約が激戦なのです

(香港に住んだら、何事も競争する運命です…)。

 

「外来クリニック(General Out-Paitient Clinics‐GOPC)電話予約システム」というのは、

香港の医院管理局(Hospital Authority‐HA)が導入した

自動音声ガイダンスによる予約システムで、650回線を使用して24時間受け付けるというもの。

 

便利に聞こえるかもしれませんが、思い出してください。

大物アーチストのコンサートですよ。

 

実は予約できるのは電話時点から24時間以内の診療のみであって、

例えば週末に風邪を引いたので月曜日の朝イチ(9時)に診てもらいたいと思ったら、

日曜日の9時から電話受付開始。医療機関不足が深刻な香港では常に予約が殺到なので、

少しでも電話するのが遅れると、直ぐに予約枠が埋まってしまうのです(ラッキーなら突然枠が空いたりして)。

 

体調悪いのに電話に神経使わなきゃいけないなんて何だそりゃって感じですが、

自分みたいなお金がない小市民には仕方がないことと諦めて、せっせこ電話する今日この頃です。

>公立病院で診てもらえるのは香港ID保持者だけです。

 

** 電話予約の手順 ~HAの資料より **

<ステップ1>

  • 希望クリニックの予約ラインに電話

 

<ステップ2>

  • 言語選択(1.広東語、2.英語、3.北京語)

 

<ステップ3>

  • 香港IDカード番号の始めの6桁を入力

 

<ステップ4>

  • 生まれた年を入力

 

<ステップ5>

  • 音声ガイダンスで流れる香港IDカード番号を確認

(あっていれば1、再入力希望なら8)

 

<ステップ6>

  • 音声ガイダンスが最も早い予約空き時間を知らせるので、承認するのであれば1

 

<ステップ7>

  • 予約情報のファックス受信を希望するなら1、
  • 予約情報の再アナウンスを希望するなら2、
  • 予約したクリニックの住所や電話番号を確認したいなら3、
  • 通話終了なら9